作戦計画01 : 開幕直前! 第1戦鈴鹿サーキットに向けて

photo

KYGNUS SUNOCO Team LeMans

7中村 成人

ドライバー:平川 亮

1.2013年仕様のタイヤについて〜鈴鹿実戦に向けたシャシー・セッティングについて
Q今年使用する新しい仕様のタイヤは、実際に走らせてみて、どんな特性だと受け止めていますか?
A昨年まで2年間使用したタイヤと比較してフロントが効く、普通の特性だと思います。
Q現状、新しいタイヤに合わせたセッティングはどんな方向になりそうですか?
A昨年のセットアップベースに合わせこんでいるところですが、フロントが利く分リヤを強くする方向だと思います。
Qとくに鈴鹿サーキットにおいてセッティングの「鍵」となるコーナー、セクションはどのあたりだと考えていますか?
Aすべて大事ですが、セクター1、3を注目して見るつもりです。
2.今回の鈴鹿ラウンドにおけるレース・フォーマットについて
Q「レース距離300km、燃料タンク容量制限なし」という条件に対して、作戦立案において特に検討を要するポイントはどこですか?
Aタイヤのデグラデーション*によるラップタイムダウンと燃料が軽くなることによるラップタイムアップのバランス。

*デグラデーション : 磨耗が進むにつれてグリップが低下してゆく状況、その度合いのこと

Q燃料タンク容量制限なし、という昨シーズンとは異なる条件(今年も今回のみ)に関して、マシンの準備においてとくに留意されている点は何ですか?
A容量制限がないので特に気にすることなくメカニックにお任せです。
Q現時点で、レース戦略(ピットストップとその内容)に関し、オプションを何種類ぐらい想定していますか?
(よろしければ今回、そうしたオプションを考える時に考慮されている要素についても、可能な範囲で教えてください。)
Aノンストップではないので、1ストップと2ストップのどちらかになりますが、細かい所は走ってから決めます。
Q新仕様のタイヤで300kmのレースを走るにあたって、磨耗〜性能低下についてのデータは取れていますか? 当該週の走行が始まってからさらに確認する必要はありそうですか?
Aデータも十分には取れていないのと、テストとは気候も路面状態も異なるため確認は必要だと考えています。
3.ドライバーとの連携について
Q今シーズン、担当するドライバーが変更になった方々へ: ドライバーとのコミニュケーション、ドライビングの個性の把握は進んでいますか?
Aまだ完全とは言えませんが、確実に進んでいると思います。
Q新仕様のタイヤについて、ドライバーはどのようにドライビングを組み立て、どんなコメントをしていますか?
A旧仕様のタイヤの経験も少ないので、特に比較を求めていません。